Chapter6 Venice beach
留学中の友人と約半年ぶりの再会。
ホテルの前に車で来た彼を見て僕は半年ぶりという感覚に全くならなかった。
ただこの場所がロサンゼルスという異国の地なだけであってやっていることは高校卒業後夜中に遊んでいたあの頃となにも変わらずに感じた。
車に乗り込みベニスビーチに向かう。
車を止めビーチに降り立つと僕はずっとニヤニヤしていた。この旅行中何回ニヤニヤしただろうか。とにかく僕はずっとこの旅の最中意図しないニヤニヤにあふれていた。
夕食をとりホテルに戻る。友達との旅行も初めてでなにもかもが楽しい。 こんなにも生き生きしている時間を過ごしているのはいつぶりだろうか。
なによりも一番恐ろしいのはこの国に降り立って八時間しか経っていないことだ。