ロスタイムライフ

憂鬱と煩悩

人生は着火済みの蝋燭

ふと様々な過去を振り返った。中学受験して入った学校でいじめに遭い家に引きこもり地元の公立に移ってもあまり行かずに、ずっと家で音楽と面白い事をパソコンで集めるか本を読む日々。高校生になると中学生の時に蓄えた音楽知識が合う友達と出会いヒップホ…

サウナと祖父と僕。

僕が風呂屋に行く習慣がついたのはまだ幼稚園の頃、祖父に連れられて通っていたいまは無き亀有サウナだ。 祖父は厳格でまさに昭和の父親像そのもので、すごくおっかない存在だと思っていたがサウナ屋に連れて行ってくれる時は喜んでついて行ったのを今でも覚…

Chapter6 Venice beach

留学中の友人と約半年ぶりの再会。 ホテルの前に車で来た彼を見て僕は半年ぶりという感覚に全くならなかった。 ただこの場所がロサンゼルスという異国の地なだけであってやっていることは高校卒業後夜中に遊んでいたあの頃となにも変わらずに感じた。 車に乗…

Chapter5 cigarette

ホテルにチェックインを済ませ、キャリーを置いた。 爆音でN.W.AのStraight Outta Comptonを聴きながら窓の外を見たときの高揚感といえば言い表せない。 LAの学校に通う友達が車で迎えに来てくれるまでの間ホテルの隣にあるセブンイレブンで買い物をした。 …

Chapter4 Higway

ホテルまでの送迎をしてくださる方と合流し、空港の外へ出る。 空港の外に出た瞬間、降り注ぐ日光と道を走るキャデラック、シボレー、リンカーンが目に入る。ついにインターネットや映画の世界でしか見たことのない国に来た実感が湧いた。 ホテルまでの送迎…

Chapter3 LAX

約十時間程のフライトの最中半分も眠ることができなかった。 見た目通りしっかりまずい機内食に二回もうんざりした頃窓の外は快晴が広がっていた。 ついにロサンゼルスに辿り着いた。 飛行機を降り、入国審査が始まった時少しおどおどしてしまった。 同行し…

Chapter 2 成田空港

出発当日、僕は普段より早く起きた。 世間的な「早く起きた」は五時くらいだろうけど僕からしたら十時起床なんてあまりにも早い起床時間だ。 歯を磨き、顔を洗う。普段のことをしているはずなのに何かせかせかとしていた。 家を出るときもなぜかせかせかして…

Chapter 1 深夜のガストで

2017年の一月、僕達はビリヤードをするか真夜中ガストに溜まっていた。 深夜のガストといえば何をするわけでもなく、ドリンクバーとポテトでグダグダするだけに聞こえるかもしれないがそこには明確な理由があった。 二月末、五泊七日でロサンゼルスへ旅行に…

はじまりはいつも

何かしらを始めるときはいつもなんとなくだった。 中学受験も親の一存でなんとなく勉強を始め、中学転校後最初の登校もなんとなく緊張してなんとなく輪に入った。 高校の部活だって先輩が面白いなとなんとなく思ってなんとなく入った。 このブログでさえなん…